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構造解析する一般的な目的は、基本構想や基本設計などのできるだけ最初のうちに構造の問題点を把握し、問題が発生しない構造設計を行うことにある。できるだけ初期段階で行う方が大胆な改良を施すことができるので解析するメリットはより大きくなる。
もう一つの目的は、実際に問題が発生した場合にその原因を探るためである。例えば構造物が崩壊した場合にその原因を探る手段の一つになりうる。残っている部品の形状、破断面などを見てどこが問題となったのか仮説を立てそれを解析によってシミュレートすることでその仮説が正しかったことを確認するのである。
複数の可能性がある時にどれが原因かを確定するためにも有効である。
最近では、これまで設計者がいろいろ考えて最適化していたものを確認する、というにとどまらず、積極的に解析によって最適な形状を探索する、ということも行われるようになった。計算機の能力が上がり、数百回、数千回もの解析が可能になったためである。

投稿者: CAE通信教育

東京大学工学部卒 某大手重工メーカーで護衛艦とか気象観測船とかの官公庁の船舶の構造設計を主に行う。 その後、人工衛星の機構解析や打ち上げるときの振動、強度解析なども担当

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